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中古住宅を購入してリフォームする際の費用や注意点
中古住宅を購入してのリフォームは、物件の状態やリフォームの規模によって異なりますので、
以下に詳細を解説したいと思います
◎費用の目安
リフォーム費用は、規模や施工内容に応じて変動しますが、以下の項目が一般的な費用です。
① 住宅の状態によるリフォーム費用
- フルリノベーション:住宅全体をリフォームし性能向上をする場合、一般的に1,000万円以上かかることが多いです。内装、設備、水回り、外装、断熱など全てを更新する必要がある場合の目安です
- 部分リフォーム:
- 水回り(キッチン・バス・トイレ):1箇所あたり100万~300万円程度
- 内装リフォーム:床や壁の張り替えなどは50万~200万円程度
- 外装や屋根の修繕:100万~300万円程度
- 断熱リフォーム:50万~150万円程度
② 築年数や劣化状況
- 築年数が経過しているほど、配管や電気設備の劣化、シロアリ被害などの隠れた修繕が必要な場合があり、その場合は追加の費用がかかる可能性があります
③ リフォームのデザインやグレード
- 使用する素材や設備のグレードにより、費用が大きく変動します。ハイグレードな素材や設備を使用する場合、費用は高くなります
◎リフォーム費用に影響する要因
- 構造の確認:中古住宅の構造が耐震基準を満たしているか、強度が保たれているかは重要な要素です。必要に応じて耐震補強工事が発生することがあり、これには数十万円〜数百万円がかかることもあります
- 配管や電気設備の更新:古い住宅では、給排水管や電気配線が劣化していることが多く、更新が必要です。これも数十万~数百万円の費用がかかることがあります
◎中古住宅購入・リフォーム時の注意点
① 物件の事前調査
- インスペクション(住宅診断):購入前に専門家に住宅の状態を確認してもらうことが推奨されます。シロアリ被害や配管の状態、構造的な問題など、表面からはわからない部分を診断できます。
② 法規制の確認
- 用途地域や建ぺい率など、リフォームできる範囲が制限される場合があります。自治体の規制や建築基準法を確認し、問題がないかを事前に調べることが重要です。
③ リフォーム業者の選定
- 信頼できる業者を選ぶために、実績や評判を調査し、過去の事例を確認しましょう。
④ 資金計画
- 住宅ローンに加え、リフォームローンも検討する必要があります。リフォームにかかる費用をしっかりと見積もり、資金計画を立てましょう。
⑤ 追加費用の考慮
- リフォーム中に予期せぬ問題が発生することがあります。そのため、見積もりの10~20%程度は予備費用として確保しておくことが推奨されます。
最後に・・・
中古住宅をリフォームする際の費用は、リフォームの範囲や住宅の状態により大きく異なります。リフォームを計画する際には、事前の住宅診断や法規制の確認、信頼できる業者の選定が重要です。余裕を持った資金計画を立て、予備費用も考慮することが、スムーズなリフォームの成功につながります。